Concur® InvoiceとRemotaを連携で、支払業務を効率化
2020年8月20日--株式会社コンカーより、ファーストアカウンティングのAIソリューション「Remota」と連携する機能を同年9月以降に提供すると発表されました。具体的な導入のイメージができるよう「Remota」と「Concur® Invoice」の連携に関してユースケースを紹介します。
メリット
RemotaとConcur® Invoiceの連携のメリット
株式会社コンカーが提供する請求書管理システム「Concur® Invoice」とAIソリューション「Remota」の連携を実現しました。PDF化された請求書をAIで読み取り、解析したデータを請求書管理システム「Concur® Invoice」へ自動入力することが可能です。
RemotaとConcur® Invoiceの連携で受けられるユーザーのメリットは下記になります。
- 「Concur® Invoice」との連携が簡易な設定で実現可能
「Concur® Invoice」と連携する「Remota」は、個別にAPIを使ったプログラミングをする必要がなく、簡易に自動連携の設定ができます。 - 支払業務の効率化
Concur® InvoiceにRemotaによるAI機能を追加することによって、入力作業の自動化、入力内容の確認の効率化を実現できます。業務の自動化だけでなく、業務改善効果も期待できます。 - A2DだけでなくD2Dへの対応
紙の請求書をスキャンしたPDFを、RemotaのAI機能で読み取り、請求書管理システムのConcur® Invoiceに自動入力する「A2D(アナログトゥデジタル)」が実現。さらに最初からデジタルで受け取り、社内処理もデジタルで行う「D2D(デジタルトゥデジタル)」にも対応します。電子請求書(PDF)が添付されたメールをRemotaに転送するだけでオンラインストレージにアップロードされ、AIで読み取り、勘定科目の仕訳を判定することができます。
ユースケース
RemotaとConcur® Invoiceを連携させた支払業務フロー
紙の請求書をスキャンしたPDFをメール送信することできます。さらにスキャンしたものはクラウドストレージにアップロードすることでRemotaが読み取ります。またメールに添付されたPDFの請求書は、メールを転送するだけで業務効率化ができます。
Remotaはどんな作業をしてくれるの?
- 証憑を読み取る
RemotaはPDFの請求書が添付されたメールを受け取ると、AIで請求書の情報(日付・金額・記載内容など)を読み取ります。 - 確認・突合
読み取った内容は、Remota上で17項目のベリファイと整合性の確認することができます。17項目のベリファイとは、取引先マスターデータとの照合や重複チェック、未入力欄の有無など。ベリファイの設定は各社ごとに設定することができます。整合性とはRemotaは読み取ったデータに誤りがないかを確認し、正しい情報かAIを用いて確認します。 - 自動入力
Remota上で確認もしくは修正がが必要な請求書と項目は表示されています。必要があれば、Remota上でデータを修正します。Remotaのデータが整ったら、Concur® Invoiceへのデータ連携です。 Concur® Invoiceへの入力はAPI連携が可能なので、Remota上にある「Concur® Invoiceへエクスポート」ボタンを押すだけで実現できます。
ファーストアカウンティングのサポート
- ファーストアカウンティングではConcur Invoiceへの連携で必要な設定を導入企業にヒアリングしながら実施します。導入企業にとっては、APIの設定など煩雑な作業をすることなく、導入が可能です。
- 導入企業でそれぞれAIを構築するには膨大な工数をかける必要があります。ファーストアカウンティングでは勘定科目判定など導入企業ごとに個別にAIに学習させた上で、サービスを提供します。