2023年8月8日
ファーストアカウンティング株式会社

～ファーストアカウンティングの『Remota』とOBCの『奉行Edge 請求管理電子化クラウド』の
異なるシステム間で送受信が可能であることを実証～

ファーストアカウンティング株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：森啓太郎、以下、ファーストアカウンティング）と、勘定奉行をはじめとする奉行クラウドなどの基幹業務システムを開発・販売する株式会社オービックビジネスコンサルタント（代表取締役社長：和田 成史／本社：東京都新宿区／以下OBC）は、OBCが提供する『奉行Edge 請求管理電子化クラウド（以下、請求管理電子化クラウド）』からファーストアカウンティングの『Remota』へのデジタルインボイスの送受信テストをお客様環境にて実施し、成功したことをお知らせします。

本テストは、サントリーグループ共通のシェアードサービスの提供、業務革新の支援・推進等を担うサントリービジネスシステム株式会社（以下、サントリービジネスシステム）と仕入先である株式会社レスキューナウ（以下、レスキューナウ）との間で実施致しました。それぞれのお客様環境において、異なるシステム間でのデジタルインボイスの送受信ができることが実証されました。

実証実験の成功がもたらすこと
『請求管理電子化クラウド』と『Remota』間の送受信テストの成功は、Peppolに対応した異なるシステム間でデジタルインボイスの送受信が可能になったことを意味しており、Peppolを実用化できる環境が整いつつあることを示しています。

現在、インボイス制度対応をきっかけに多くの企業で請求書の電子化が検討されています。デジタルインボイスを経理AIサービスや会計ソフトで扱うことにより、請求書の電子受領・発行だけでなく、国内外の企業間で請求書データを簡単に連携できるようになり、仕訳起票など入力業務の自動化も実現することができます。Peppolの実用化によって、請求業務のさらなる効率化、生産性向上の実現が期待できます。

実証実験内容
今回の実証実験では、レスキューナウが『請求管理電子化クラウド』を利用してデジタルインボイスを発行し、アクセスポイントを介してサントリービジネスシステムが『Remota』にて受領確認を行いました。

各社コメント

デジタルインボイス送受信テストに協力したレスキューナウの森廣秋彦様は以下のように述べています。「現在利用している『請求管理電子化クラウド』から従来と同様の操作でデジタルインボイスを送信することができ、サントリービジネスシステムとレスキューナウの間において請求書の発行から受領まで問題なく行えたことを確認できました。デジタルインボイスの利用は、インボイス制度対応とあわせて請求書業務の効率化に貢献できると期待しています。」

『請求管理電子化クラウド』を開発・提供するOBCの代表取締役社長、和田成史は次のようにコメントしました。「『請求管理電子化クラウド』を利用してデジタルインボイスの送受信テストに成功したことにより、いよいよPeppolを実用化できる環境をお客様に提供できるようになります。OBCは、Peppolに対応した『請求管理電子化クラウド』の提供により、デジタルインボイスの利用を推進し、請求書業務のデジタル化、経理業務のDXに取り組む企業の支援を行います。」

デジタルインボイスの伝送ネットワークであるPeppolアクセスポイントを提供するファーストアカウンティングの代表取締役社長、森啓太郎は、この実証実験について以下のようにコメントしています。「Peppolアクセスポイントの提供事業者として、この実証実験の成功に大変満足しています。私たちは引き続きPeppolネットワークの拡充に取り組み、より多くの企業がデジタルインボイスを利用できる環境を整備していきます。これにより、弊社の主要顧客であるエンタープライズの企業と、OBC様を始めとした会計ソフトウェアメーカーのお客様企業によるPeppolのご利用が進むことで、双方の業務プロセスの効率化がなお一層図られていくことを期待しています。」

『奉行Edge 請求管理電子化クラウド』について

OBCが提供する『請求管理電子化クラウド』は、あらゆる販売管理システムと連携でき、請求書の電子化・ペーパーレス化を実現します。請求書の自動送付により、印刷から封入・封かん・送付の作業時間が”０”となり、これまで必要だった発送経費や作業時間を大幅に削減できるサービスです。
詳細はこちら：https://www.obc.co.jp/bugyo-edge/invoice

Peppolアクセスポイントについて

Peppolアクセスポイントは、インターネット上に構築されたPeppolネットワーク内で電子データの送受信を行う企業間の中継点です。ファーストアカウンティングは、日本におけるPeppolサービスプロバイダーとしてデジタル庁より認定を受けています。
詳細はこちら：https://www.fastaccounting.jp/service/peppol/

『Remota』について

ファーストアカウンティングが提供する『Remota』は、経理業務の中でも、請求書の処理に特化したクラウドサービスです。AI-OCRの機能で証憑を読み取るだけではなく、経理の一連の業務をAIにより自動化することができます 。
詳細はこちら：https://www.fastaccounting.jp/remota/

OBCについて

OBCは業務パッケージシステム『奉行シリーズ・勘定奉行』を主力商品として、企業規模や業務拡大に合わせ、基幹業務に特化したラインアップを開発・販売しています。創業時から変わることのない「顧客第一主義」のもと、“バックオフィス業務のDX化”をキーワードに、時代のニーズに合わせた商品（『奉行クラウド』『奉行クラウドEdge』）で累計69万社を超える導入実績を誇っています。「会計」・「人事労務」・「販売管理」などのコアとなる基幹業務だけでなく、従業員の利便性を上げるクラウドサービスも加えた、企業業務全体を支えるクラウドシステムの提供により、多くの企業にとって喫緊の課題となっている業務生産性の向上を支援しております。
https://www.obc.co.jp/

ファーストアカウンティングについて
ファーストアカウンティングは、コンピュータービジョン分野におけるAIの力を活用して経理業務の効率化と自動化を実現する事業を展開しています。当社は、文字認識技術の向上に向けて、生成AIを始めとした最新の技術研究も行っています。様々な学術会議での論文発表やAIのサービス開発にも積極的に取り組んでおり、企業のお客様や会計ベンダー様にAIサービスを提供しています。私たちは常に技術革新を追求し、お客様の経理業務の効率化と品質向上に貢献することを使命としています。詳細は下記をご参照ください。
https://www.fastaccounting.jp/